付録付録C ・ 読むのにかかる時間 約3分

次に学ぶもの

この教科書の先にある行き先

この教科書は、意図的に狭く作ってあります。非エンジニアが最初の1つを公開するまでだけを扱いました。その先に進みたくなったときの、行き先の案内です。

コードそのものを学びたくなったら

この本ではプログラムを読ませましたが、書かせていません。自分で書けるようになりたくなったら、コードから入る教材のほうが早いです。

  • Cloudflareの学習教材(komiyammaさん)… 24分野・各15レッスンの、日本語では最大級のCloudflare教材です。Workers・KV・D1・R2・Durable Objects・Queues・Workers AIまで体系的に並んでいます。この教科書で言葉の地図を持っている状態なら、かなり読めるはずです
  • Cloudflare公式ドキュメント… 英語ですが、最も正確で、最も新しい情報源です。この教科書の数字も、すべてここで確認しています。ブラウザの翻訳機能で十分読めます

公式ドキュメントには、こういう読み方があります。分からないページに当たったら、そのURLをClaude Codeに渡して「このページの内容を、初心者向けに要約して」と頼む。原典に当たりながら、翻訳と解説をAIにやらせる。この読み方を覚えると、情報源が一気に広がります。

作ったものを育てたくなったら

やりたいこと使うもの難易度
投稿にタイトルや説明を付けるD1(表のデータベース)この本の次にちょうどいい
自分だけが管理できるようにするログインの仕組み・秘密の保管少し難しい
毎朝決まった時刻に動かすCron Triggersやさしい
画像の説明文をAIに書かせるWorkers AIやさしい
重い処理をあとから順番にやるQueues難しい

どれも、この本と同じ頼み方で進められます。まず「◯◯をしたいです。初心者にも分かるように、まず方針だけ提案してください」と聞く。実装させるのは、方針に納得してからです。

情報が古くなったときの読み替え方

Cloudflareは変化が速いサービスです。この教科書の画面説明や数字も、いずれずれます。そのときは、こう読み替えてください。

  • 画面の項目名が違う → 第3章の4グループ(届ける・動かす・しまう・守る)で役割から探す
  • 数字が違う → 公式の料金ページが正です。この本の数字は2026年8月時点のものです
  • 手順が通らない → 「公式ドキュメントの最新の手順を確認して、いまのやり方で進めてください」とClaude Codeに頼む

教材を疑いながら読む、というのは失礼な態度ではありません。一次情報に当たる習慣そのものが、この分野で長く使えるいちばんの技術です。

最後に

この教科書を作ろうと思ったのは、僕自身がCloudflareの公式サイトを開いて、5分で閉じた側の人間だったからです。便利そうなのは分かる。でも、日本語で、最初の一歩から書いてあるものが見つからない。

だから、その一歩ぶんだけを丁寧に書きました。ここから先は、あなたのほうが速いはずです。